地方のエンジニア転職の最終関門、面接に挑戦する時ってめちゃくちゃ緊張しますよね。
- エンジニアの面接ってどんなこと話したらいいんだろう
- 言っちゃいけないワードってあるのかな
- 正直にありのままを話したらいいのかな
僕は面接前、こんな感じの疑問を持っていました。
正直面接で聞かれる内容って会社によって全然違う。
基本的には正直に自分の考えや技術をアピールすれば問題なし!
ただし、地方のIT企業特有の面接NGワードは間違いなくあります。
ここを間違えると、それまでのやりとりがどれだけ上手くいっていても、どれだけ技術があっても1発OUT。
せっかくたくさんの時間やお金をかけてここまで来たのに、NGワードを知らないばっかりに面接が突破できないなんて嫌ですよね?
と言うことで今回は、地方のエンジニア転職の面接では絶対に言ってはいけないNGワードとその理由について紹介したいと思います!
- 地方でエンジニア転職を考えている方
- エンジニア転職面接を控えている方
- 転職活動で面接が苦手だと感じている方
地方のエンジニア転職面接NGワード
地方のエンジニア転職の場で、絶対に言ってはいけないNGワードは以下の通りです。
- 最新の技術を習得したい
- フリーランス目指してる
- スクールの制作課題
- 自分の市場価値を高めたい
- 地域に特にこだわりはない
それでは順番に解説していきます。
最新の技術を習得したい
「どうしてうちに就職しようと思ったの?」という質問に対して「最新の技術を習得したいからです」は絶対にNG。
- 会社は技術を習得する場ではない
- 技術習得が目的になっている
まず大前提として、会社は自分の持っている技術を発揮してお客様に価値を提供する場。
決して最新の技術をお金をもらいながら学べる場ではありません。
初めから教えてもらう気満々な姿勢を見せてしまうと、周りのメンバーにも負担になるので採用してもらえません。
また、業務に必要な知識は先輩や上司からたくさん教えてもらえますが、それはお客様に価値を提供して会社として利益をもらうため。
技術は人のために役立てて初めて価値が生まれてお金をもらえます。
いきなり面接の時点で技術を習得するのが目的なのかなと思われると、採用される確率はかなり下がってしまうでしょう。
技術力を高めて、地方を盛り上げられるようなサービスを作りたい
フリーランス目指してる
「将来はフリーランスとか考えてるの?」という質問に対して「はい!フリーランスになりたいと思ってます!」は絶対にNG。
- 数年以内に辞める可能性が高い
- 教育コストが無駄になる
会社は基本的に、あなたのフリーランスの夢を応援してくれません。
会社が求めているのは、できる限り長く会社に居続けてくれる社員です。
フリーランスになりたいと思っているのに、いきなりフリーランスにならず会社の面接を受けている。
面接官の9割はこの時点で「こいつ、うちの会社を踏み台にしてフリーランス独立するつもりだな」と思うでしょう。
特に資金に余裕のない地方のIT企業にとって、教育コストが無駄になるのはかなりの痛手です。
9割の会社は、一生懸命コストと時間をかけてやっと仕事を任せられるようになった社員に辞められる、という苦い経験をしたことがあります。
「フリーランスとか興味あるの?」って質問は99%トラップなんで、勢いよく引っかからないように気をつけてください。
以前はフリーランスになることも考えていたのですが、今は考えてません
スクールの制作課題
「このポートフォリオはどうやって作ったの?」という質問に対して「スクールの制作課題で作りました!」は一発OUTの確率95%です。
- 自分で考えて作る力がないと思われる
- 調べて解決する力がないのがバレる
- そもそもそれコピペみたいなもんじゃね
同じような回答で「Udemyの動画を見ながら作りました!」もNG。理由は一緒。
会社が未経験のエンジニアに求めているのは技術力 < 自走力です。
※自走力・・・自分で考えて課題を見つけ調べて解決する能力のこと。
転職活動で使う制作物で、誰かに言われたものを作っている時点で課題を見つける力はないと判断されます。
また、教材に従って作成している点で、自分で調べて解決する能力もないと思われます。
レストランの料理人面接でレトルト食品作ったら絶対落とされますよね?
どれだけしょぼくてもいいので、自分なりの考えをもって試行錯誤を繰り返して作った作品をアピールするようにしましょう。
- 〇〇の作業を効率化させるために作りました
- 〇〇の課題を解決するために作りました
- 教材(動画)をベースに〇〇の部分を工夫しました
自分の市場価値を高めたい
「エンジニアになって何がしたいですか」という質問に対して「自分の市場価値をもっと高めたいです!」は絶対にNG。
- 「最新技術を習得したい」とほとんど一緒の理由
- ベクトルが自分に向いてる
会社は自分の市場価値を発揮して、お客様に利益をもたらす場です。
その中で自分の市場価値が高まっていくのは、あくまでおまけ。
そこを働くメインのモチベーションにしていると「なんか図々しい奴」と思われます。
「市場価値高めたいならうちじゃなくてよくない?というか自分で勉強したら?」って言われても、何も言い返せないですよね。
お客様からの報酬で仕事をする以上、そのベクトルは常にお客様に向いているべき。
自分自身のスキルを高めて、お客様に喜ばれるサービスを提供したい
地域に特にこだわりはない
「この地域に思い入れとかあるの?」という質問に対して「地域に特にこだわりはない」は絶対にNG。
- 地方の企業で働く意味がない
- それなら東京の会社でも良くない?
日本の全IT企業のうち約50%の企業が東京に集中。
そんな中であえて地方でIT企業を運営している社長さんは、その地域に思い入れがある場合がほとんどです。
例えば、「地元をもっとITで盛り上げたい」「日本のIT産業が東京に一極集中している状態をなんとかしたい」など。
そんな会社に入社を希望する新入社員が、「別に働く場所はどうでもいい」「地域に思い入れは特にない」って言われたら、「じゃあうちじゃなくても良くね?」って思いますよね。
あと特に地域に思い入れがないのに地方のIT企業に転職する人は、まじで9割すぐに転職して東京の会社行きます。
教育コストだけかかって、ようやく戦力になった頃に転職されたらたまったもんじゃないです。
地方でエンジニア転職成功させたいなら、なぜその地域にこだわるのかと言う質問に対する納得できる理由は絶対に用意しておきましょう。
- 〇〇県はずっと子供の頃から住んでて、すごく好きです
- 旅行で何回も来て、すごく良いところだなって思って好きになりました
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました!
地方のエンジニア転職面接で1番アピールするべきなのは、なぜ東京ではなくその地域を選んだのか。
そこがしっかりと納得できる形で伝われば、あなたの印象はかなりプラスに残ります。
あえて地域で会社をやっている理由は絶対にあるので、そこをしっかりと考えて面接官や社長さんが喜ぶ回答を考え抜きましょう。
そこがしっかり答えられれば、エンジニア転職の面接は9割攻略したと言ってもいいでしょう。